ホルムアルデヒドとは。


ホルムアルデヒドは、常温で無色の刺激臭のある気体で、水に溶ける性質を持っています。
天然産物(乾燥シイタケ・タラ・リンゴ、ナシ類等の果実やアカマツ・ヒノキ等の木材)、
タバコの煙・ガソリンの排気ガス等にも含まれています.
ホルムアルデヒドの37%水溶液はホルマリンと言われ、殺菌・防虫・防腐剤として広く利用されているほか、
塗料・接着剤等にも用いられ、日用品としては皮革製品・衣類・織物等からも放散されています。



ホルムアルデヒドの問題



 最近4〜5年、接着剤で貼り合わされた合板やパ−ティクルボ-ド等の建築用木材から放散されるホルムアルデヒドが
住人の目・鼻・のどに刺激を与えて、涙や咳が出たり、頭痛を起したりする等の健康上の障害をもたらすという問題が取り上げられています。
昭和40年代にも、同じような問題が起きました。そこで、ホルムアルデヒドの放散量を少なくした合板普及のために、
昭和55年にJASにF1、F2、F3の3種の低ホルムアルデヒドの基準が定められ、その後この基準に合格した合板が
提供されるようになり、問題は解消されました。  しかし、国内市場においてはこの基準に合格していない安い輸入合板が過半を占め、低コスト住宅に用いられたり、
高気密・高断熱の住宅が増えた結果、昔の住宅ような自然換気が行われなくなるにつけ、室内のホルムアルデヒドが
抜けにくくなったりしたため、再びこの問題が発生して取り上げられるようになりました.

 

対策としては

合板メ−カ−は住宅建築用に使用される合板はすべてJASのF1の検査に合格したもので提供することにし、
工務店、住宅建築発注者、一般消費者に容易に判って頂くために日合連の統一マークとして「ゼロホルム合板」
の表示を行っています.
このJASのF1とは、JASで定められたデシケ−タ法による水中濃度が、平均0.5r/g以下のものです。
F1合板は室内空気環境について、特に配慮すべき気密性の高い建築物、住宅の主として内装用に最適です。
F1合板は相当な量の合板を使っても室内の空気環境は健康な状態におかれています。



対策としては

●構造材や内装材等として室内空気への影響のある部分に使用する合板は、ホルムアルデヒドの放散量の少ないF1を選択する。
●風の流れを効率的に活用できる位置に窓を設けたり、適切な位置に換気設備を設ける。
●工事期間中や入居までに十分換気をし、完成後室内の温度を高めて、ホルムアルデヒドの放散を促進した後、繰り返し換気を行う。
●入居後臭いがある場合は、こまめに窓やドアを開け換気し、特に押入れ・クロゼット等の空気の流れの悪いところには、
自然換気や機械換気で風の流れをつる。
●長期間不在にした後は、特に換気を行なったり、家具の扉や引き出しを開けて空気にさらす。
●夏等の高温多湿の時期はこまめに換気する。
●家具・カ−テン・カ−ペット等にもホルムアルデヒドを放散するものがあるので、強い臭いのする場合は換気に心掛ける
などです。